大改修工事 14

いよいよ大詰め

組み上げておいた腰下と腰上合体です。


使用するピストンはWISECO φ90

排気量は534ccです。


なかなか見れないピストン裏側。

ピストンピンからの圧力をがっちり受けれそうな形状ですね。

スカート部も結構厚みがあります。


ピストンリング・ピン・サークリップを組付け、シリンダーを挿入。

一旦ここで、ピストンクラウン部の容積を計測。

圧縮比を確認する為です。


勿論燃焼室側も計測。

地味だけど、こういう事やってないと、データ残らないし

キチンと精密に組み立てるにも組み立てられない。


容積のデータ取りを終えたら次は、バルブ廻り。

今回ヨシムラのST-1Mカムを使用するので、まあ当たらないのは判ってるんですが

当たる当たらないではなく、実際にクリアランスは何mmあるのかを知ることが大事。

バルブタイミングを正確に調整してもここが判らないんじゃ、勿体ないってモンです。

壊さないようにするのではなく、壊れないエンジンを作っていく為に何が必要か。




でもって完成。


車体側へ積み込む段取りをして本日はタイムアップ。

それではまた。


9-GATE Motor cycle maintenance/modefy

YAMAHA SR400/500をメインとしてメンテナンス/モディファイを行っているショップです。 SR専門と言うわけではございません。国産車輌であれば排気量問わず、メンテナンスやモディファイを行います。 また一部海外車輌(H-D・BMWなど)も賜ります。

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