先日の筑波での練習走行中に出た不具合の一つに、エンジンからガラガラ音発生がありました。
ヘッドカバーパッキンも手持ちないし、その場で開けたところで
どうのこうのなる様な問題ではないと判断し、その日は走行を中止して撤収。
お店へ戻ってきたのが18時を少し廻った所。
早速外装を取り外し、エンジン内部を確認する段取りにライダーさんにお手伝いいただきながら
作業します。
流石に幾度と無く脱着を繰り返しているとここまで外すのに5分とな掛からない(笑)
キャブなどの補器類を取り外してカムチェーンテンショナーを確認
するまでも無く、ヘッドカバーを取り外してカムチェーンを指で押すと弛む!
なんじゃこりゃ????
テンショナーはお亡くなりになっているようです。
幸いにしてバルブタイミングの狂いや、チェーンのコマ飛びはしていなかったので、バルブクラッシュは無いとは思いましたが、この目で確認するためにカムシャフトを下ろして腰上を取り外します。
各気筒とも、バルブと接触した痕跡は見当たらず、どうやらクラッシュは免れたようです。
ギリギリセーフ!
ラッキーなのかアンラッキーなのかは謎ですが、ラッキーだったと個人的には思います。
カーボンの堆積は、まぁ15年開けてないエンジンなら良い方なんじゃないかなと思います。
1番がオイリーですが、これはヘッドを取り外すときに溜まったオイルが流れ出たからで、オイル上がりやオイル下がりでこうなっている訳ではありません。
しかし、ブローバイガスの量がちょっと多いのは気になります。
WISECOピストンの3㎜オーバーボアのピストンだからある程度はやむなしなのか、
はたまたピストンクリアランス過多でそうなっているのかは、今後洗浄して計測すればわかります。
とりあえず腹が減っては戦は出来ないので今日はここまで。
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