燃費悪化の原因を探れ

前回のつづき

燃料コックの動作には問題はナシ。

パッキンからにじみはあるものの、そこまで燃費悪化の原因とはならない。

国立付中ICから諏訪ICまでおおよそ180Kmほど。W650の燃料タンク容量が、ネットで調べてみると14リットル。リザーブ容量が3リットル。

つまり、ガソリンコックONの容量は11リットル。

180/11=16.36Km/Lと単純に計算できます。が、ちょっとW650にして不可思議な数値です。

オーナーも幾度も同じルートを走っていて、問題が起こったのは今回が初めて。

ガソリンタンク→ガソリンコックまでは問題が無い事は確認しましたので、お次はキャブ。

激しくないオーバーフロー(スローリーク)をしているのではないか?と言う仮説を立てて探求していきます。


仮にスローリークなどを起こしていれば、空燃比が変わってしまい、プラグはかぶり気味になるはず。

そこでまずは、プラグを取り外して確認してみます。

ま、言うほど悪くない。


プラグで状態は確認しましたが、もしかしたらフロートチャンバーあたりでわずかにジワジワと漏れているのかもしれないので、いったん車体からキャブを取り外します。


フロートチャンバーなどを分解する前に現状を確認します。

単体の状態で、ガソリンを流し込み、漏れている個所が無いかを確認していきます。


とりあえず一昼夜これで様子を見てみます。

明らかな原因が判らない以上、一つ一つを地道に確認する必要があります。

ライダーさん(今回の場合はオーナーさん)の「ナゼ?」に対してキチンと説明を行う事を私は第一に考えてます。

少しでも「?」が在ったり、「?」と思ったらマシンを信頼して乗れなくなるからです。

信頼して乗れなくなったら、遠くへは行けなくなるし、集中してライディング出来なくなる。

当たり前のことだけど、大切な事だと考えてます。

9-GATE Motor cycle maintenance/modefy

YAMAHA SR400/500をメインとしてメンテナンス/モディファイを行っているショップです。 SR専門と言うわけではございません。国産車輌であれば排気量問わず、メンテナンスやモディファイを行います。 また一部海外車輌(H-D・BMWなど)も賜ります。

0コメント

  • 1000 / 1000