先日、右側中破でお預かりのH様スカイウェーブ TYPE-S
部品がそろい始めましたので、作業をスタート。
まずは、機能セクションから。
だだ漏れしているフロントフォークのオーバーホールとツルッツルのフトントタイヤ交換。
左右ともにかなりの量のオイル漏れ。
ブレーキキャリパーから、ローターからフロントフェンダーの裏側までオイルでベットリ。
恐怖です。
昔、ママチャリのリヤブレーキドラムの中にCRC556を吹き付けて走ったことのある人なら判るはず
(ってそんなアホな事やるのは私くらい?w)
ブレーキにフォークオイルが付着すれば、当たり前ですが制動力は格段に落ちます。
事故につながる重要危険事案です。
どうしてもビックスクーターのオーナーの方はあまりその辺りに頓着が無い人が多い気がします。
が、アナタの命を危険にさらすだけならいざ知らず、他人を巻き込んで取り返しのつかない事にもなります。
良いこの皆さんはこうなる前に対処しましょう。
抜いたオイルは、フロントフォークの外観程度に比べるとキレイですね。
どうやら一回交換しているのかな?
で、ここからは格闘していたので画像ナシ。
ま、普通にオーバーホールです。油面を規定値に取って、完了なわけですが
取り付けに四苦八苦。
これ、インナーチューブをアンダーブラケットに固定してからトップキャップを締め付けるんですが
工具がギリギリ入る程度のクリアランスです。
当たり前ですがフロントフォークのスプリングを上から押し付けて、キャップを固定するのが普通ですが、どう考えても上から押し付けられません。
ちょっと裏技を使ってなんとかトップキャップを締め付けました。
ビックスクーターの場合、ここに外装脱着もプラスされますから通常の車輌に比べて割高な工賃になります。
タイヤもサクッと交換完了です。
ブレーキパッドが無いのを通り越してます。有無を言わさず交換対象です。
私がyoutubeで良く見るチャンネルで、なんとか重工さんのチャンネルもそのひとつなのですが
ちょっと面白いネタやってました。
ご本人達も最後にこれは比較検証の実験ではないとおっしゃってますが、
考えれば当たり前の結果なのですが、非常に興味深い結果でした。
締め付けのオーバートルクでの検証なんですが、
鬼締めがどのような結果になるか、又、鬼締めしなくても固着などで分解する際
緩めトルクと言うものがあります。
固着などした時のことを想像すると、また興味深かったりします。
0コメント