カムチェーン交換の前に色々

前回、ジェネレーターカバーを開けたらオイル漏れが発覚したM様534

フライホイールが往年の名店伝統の、鬼締まりで泣きそうになりましたが

なんとかフライホイール摘出。

オイルシールの在庫が無かったので、部品手配中です。


フライホール側が確認とれましたので、クラッチ側セクションに作業を移します。

と言ってもクラッチ自体に問題は無いはずだったか・・・・・



クラッチリフターが減ってました。こちらも部品手配しておきます。


問題のカムチェーンを交換する為にシリンダーヘッドカバー・シリンダーヘッドを取り外して行きます。

カーボンの堆積は、まあこんなもんかな。

悪くないと思いますよ。


カムチェーンは結構伸びてますね・・・・。

左が新品の強化チェーン、右が既存のチェーン。本来チェーンって便宜上伸びてしまうと言いますが

こんな金属が伸びてしまうわけは無いわけで。

正確にはピンの径が痩せてしまってスプロケットとの”ガタ”が大きくなるため

チェーンが緩むのです。

つまり、実際に全長が変わっていると言う事は、とても恐ろしいことなのです。


チェーンが伸びてるってことは、スプロケットも歯が痩せているのです。

したがってスプロケットも当然ですが交換します。


”焼き”の入ったスプロケットでも痩せるときは痩せる。

強烈なトルクとパワーでどうしても減ってしまいます。開ける機会が有ったら交換しても良いパーツです。

高いもんじゃないしね。


チェーンスライダーも当然交換します。


燃焼室もカーボンの堆積は、まあこんなもんですかね。

分解してクリーニングで今回は済ませようと思ってます。バルブのアタリ幅は

分解時のチェックで考えます。


ビックフィンの一部が欠損していたので補修。

盛り目にしておいて削ります。


こ~んな感じに。


9-GATE Motor cycle maintenance/modefy

YAMAHA SR400/500をメインとしてメンテナンス/モディファイを行っているショップです。 SR専門と言うわけではございません。国産車輌であれば排気量問わず、メンテナンスやモディファイを行います。 また一部海外車輌(H-D・BMWなど)も賜ります。

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