どチョッパーのSRに乗っていたA様。
しばらく動かしていなかったマシンをお預かりしたのが今年の3月。
で、引き上げてきてからキックがあんまりにも下りないので、液圧縮でもしてるんかな?
とプラグを外してみると、真っ赤。
シリンダー内部へ水が混入したのでしょうね。
がっつり張り付き。
こうなると腰上オーバーホールはおろか、腰下もかな~り怪しい。
エンジンフルオーバーホールを慣行するほどの予算も無く、あえなく廃車措置をとりました。
その間、予算に見合う中古のSRが有ったら教えて欲しいとの事でオーダー頂いていたのですが
ようやく見つかりました。
かな~りオトクな17万3千円。(車検2年付)本日納車となりました。
ありがとうございました。
で、梅雨に入ってからというもの、天候不順が続いている訳で、ご来店も超少なめな日曜日。
うちって変わってて、土日のご来店は比較的少なめ。
代わりに平日の方が混み合っております。来るなら土日がオススメか?
で、先日エンジンを下ろしたSRの腰上分解。
オイル消費過多の原因を探求するためです。
が、あっけなく、判明。原因はピストンクリアランスの過多。(クリアランス過大)
外したシリンダーブロックの内寸を測定すると、13/100mmとなってました。そりゃ減りますわな。
首振った痕跡も。
89mmピストンを使ってらっしゃったので、今回90mm(534cc)にアップデートを掛けながらオーバーホールします。
ちなみにSRのノーマルスリーブですと、この90mmが個人的には限界値と思ってます。
クランクケースボーリングをかけて、95mmまでのピストンの選択肢もありますから、そういう意味では
まだ2チャンス?3チャンス??あります。
もちろんスリーブを打ちかえればなんとでもなります。
今は井上ボーリングさんで施工してるICBMの様なモディファイ方法もありますから、SRってホントどうとでもなる。
ちなみにヘッド側は特に異常は見られませんでした。
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