キャリパーの塗装完了。
ピストンを組んでキャリパーをアセンブリにします。
塗装する前に清掃していますが、もう一度シールが入る部分の凹部をピックなどを用いて
固体化してしまったフルードや、ゴミが無いかを確認します。
もちろん有ればゴリゴリとゴミを取り除きます。
歯石でも取ってる気分。(やったことないけどw)
キャリパーの凹部にゴミが残ったままだと、シールがそのゴミの上に乗る形で納まるため、
ピストンを必要以上にシールが圧迫します。これがピストンの動きの悪さになるわけです。
ちなみに、キャリパーピストンがブレーキマスターからの入力を開放したときに、戻る仕組みは
パスカルの原理でもありますが、このキャリパーシールのゴムの”ヨレ”が元に戻る力も利用しております。
ちょっと判りにくいですね。
キャリパーシールは断面で見ると四角形なんですが、これがピストンが押し出てくる時に密着してるもんですから、よじれて断面が平行四辺形にわずかになるんです。
で、レバーを離すと、圧力が抜けるので、ゴムの復元力で四角形に戻ろうとする。
これがピストンを戻す力になります。
つまりここのシールがいくらキレイでも硬化してしまっていたら、オーバーホールが必須となるわけです。
純正でオーバーホールキットを買うと、モレ無く付いてくる組付けグリス。
これね、私いつも思うんですよ。
あれに似てるよね~って
あれってのはコレです。
入れ歯安定剤(笑)
色がねぇwwwww
昔うちのじいちゃんが、使っていたのを思い出す。
子供心におじいちゃんの歯は取り外し可能なんだ!すげえ!って変な感動をしたことを思い出します。
ま、そんな事を思いながら、一人怪しく思い出し笑いしながら作業完了。
諸々の作業を終えたら車体へ取り付けます。
まだ諸々が終わっていないので、とりあえずここまで。
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