2020年一発目の作業となりましたRD400。最終型の国内仕様。
昭和58年で抹消登録されている書類となるので、かれこれ38年(?)くらい
動かされていない車両でして。
当然なにもかもが当時のまんま。
懐かしすぎるセレクトのバックステップが装着されてます。(って知らんわなw)
という訳で、ゆる~くスタートしていきます。
まずは、前後のブレーキ廻りから。
とりあえずフルードの状態を見てみる。
もう臭いが危険すぎ。
キャリパーを外します。
が、ピストンは完全に固着。エアで吹いたくらいでは抜けてくれません。
こう言う場合は、ピストンプライヤーでいじめてもピストン内周部分をギタギタにするだけで
効果がありませんので、ちょっとした裏技で抜きます。
で、抜いた状態。こりゃ抜けないですね。
当然ですがキャリパシールは交換です。
フロントに至ってはもっと酷い状況。
こちらも裏技を使って抜いていきます。
それにしても歴史を感じるキャリパーですね。
マスターシリンダは、フロントはオーナーさんが程度の良いモノをお持ちだそうなので、
そちらを拝借することになりました。
リヤは、固着していただけで分解してみたところ、シール類はラッキーな事に良好。
もしかして昔にオーバーホールしてあって、放置されてしまったのかもわかりませんね。
兎に角ラッキーでした。
こちらは洗浄機で洗浄し、再組付け。
よく動くし、油圧抜けも無いのでバッチリ。
ボディは洗浄機で洗浄したあとホーニング。
ピストンはサビも無い状態で良好でしたので、ラッピングします。
最終的にボディはブラストして、塗装する事になりました。
という訳でマスターを元に戻してキャリパーの整備と塗装が終わりまで作業おあずけ。
他の部分を進めて行きます。
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