前記のBSA SRのタンク。
止めていると、ダダ漏れまではしなけど、
ダラ~っと垂れてくる。
オーナーからどの辺りから漏れているかはヒヤリングしてましたので
その部分の塗装を剥離して、エアで圧を少しかけながらリークチェック。
わずかにボコボコ泡が出る。
表面はピンホールの様な物が見えます。完全にそこから漏れてました。
振動でイッちゃった場合なんかですと、クラック(ひび割れ)が走ってたりしますが、今回は
ピンホールからです。
ちょっと不可思議ですが、前の補修が甘かったのかな?
怪しい所をTIGで攻めてみます。
すると、見る見るうちにパックリと口を開く合わせ目。
アルミ溶接でその場合は、先手を打っておかないと、どんどん口を開いてきて
言わば追いかけっこ状態になります。
もう一箇所怪しい所を発見。案の定でした。
こちらも盛っておきます。
溶接のビードをサンダーで整形したいところですが、頑張って整形しすぎるとまたそこから漏れが
始まったり、将来的にそこからまた漏れたりします。
ですが、そのままですと、溶接補修した脇からまた漏れたりします。
なので、整形はそこそこに削って、周りと強調させる(?)う~ん、言い回しが難しい。
ま、他に波及しないように強度を抜くイメージ。
再びエアで圧力をかけて漏れが無いことを確認したら実際にガソリンを満タンにして様子を見ます。
エアで問題なくても実際ガソリン入れるとタラ~っとやったりするんですよ。これまた。
問題なければ塗装全体を剥離して、他のつなぎ目も確認。
0コメント