これじゃオイル漏れるよね~

SR400でオイルが漏れの修理ご依頼

ありがとうございます。

オーナーさんより、タペットカバーのOリングは自分で替えたので、絶対ソコからのオイル漏れはないはず!と伺ってましたので、

う~ん。ヘッドカバーの液体ガスケット切れか、カムインジケーターの液体ガスケットかな~?

とはおもいつつ、基本は外さずにタペットカバーを取り外してみます。


まずはIN側。

漏れ漏れですね~。Oリング交換してるように見えないんですが・・・・。

しかも、タペットカバーの下部が茶色くオイル色に。濡れてるし、面は荒れっぱなしだし。

確実に容疑者ですね。


ヘッドカバー側を見てもしっかりと下部にオイルがついております。

も~。ココじゃん(笑)

恐らく、タペットカバーの面が荒れていたのと併せて、Oリング再使用したのではないでしょうか。

こういうところ、ケチるとロクな事ないですね。(ちなみに純正部品は確か¥360くらい)

オイルストーンで面を仕上げて、新品Oリングで組みなおします。


そして、分解する時に気づいていましたが

タペットカバーを固定するM6のキャップボルトが、明らかに首下長さが長いです。

タペットカバーを固定する前にネジ穴にボルトが座付く感触アリ。

ここ、インテーク側は短いのですよ。ボルト。 どれでも一緒でしょ!なプライベーター整備あるあるです。



そしてEX側。

もう外した時点でダウトな箇所が丸わかりですね。

お判りいただけただろうか?

(心霊映像関係のナレーション風に)

タペットカバーのOリングが収まる部分の外周が空いているのです。


2種類のOリング、一方はインテークに取り付いていた純正と思わしきOリング。

一方はEX側についていた外周に接していないOリング。

明らかにOリングの線径が違うのがわかりますでしょうか?

コレ、どういうことなんでしょうね。ご自分で替えたとの事でしたが、ケチって代替品を探したのでしょうか?

当たり前ですが、Oリングの線径が細いという事は、ヘッドカバーとの接触面も充分なシールを発揮できません。

これでは漏れて当然ですね。

Oリングを交換して、改めて取り付け。

少し試乗をして、充分にエンジンオイルを暖めて漏れが無いかを改めてチェックします。


だいがいご自身で交換した~ってパターンてこういうの多いです。

良い子は必ず純正部品で補修しましょう!

9-GATE Motor cycle maintenance/modefy

YAMAHA SR400/500をメインとしてメンテナンス/モディファイを行っているショップです。 SR専門と言うわけではございません。国産車輌であれば排気量問わず、メンテナンスやモディファイを行います。 また一部海外車輌(H-D・BMWなど)も賜ります。

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