TOTも無事に終わり、ホッとするもつかの間
SRのエンジン修理作業のご依頼。
タペット付近から尋常じゃない音がするとの事。
最初は、タペットのロックナットの締め付けが緩んでガチャガチャ言わせちゃった????
とか思ってたのですが、それ以上でした。
まず、問診の段階で、ナットが取れてしまったと聞いていたので、ま、普通の故障では済みませんわな。
オイルを抜いて、エンジンを車体から下ろします。
SRは1人でその気になれば1時間でエンジンが下りてくれるので気が楽です(4気筒比較)
インテークのタペットカバーを外してみると
何かがおかしい。何かがおかしいよ?見えちゃいけないヤツ見えてない????
緊急オペ確定
(ネタバレですが、下ろす前からわかってました)
この通り、リテーナーが見事にデストロイ。
インテークのタペットスクリューナットが脱落してリテーナーを破壊したようです。
コッタもダメージありますね。
という事はもちろんですが、
バルブも終わってます!(ピンボケすいません)
コッタが収まる部分が変形してしまっており、ヤムナシベルトサンダーで頭を細くしてバルブガイドから抜き取りました。
バルブも交換確定です。
EX側は問題ナシ。
リテーナーの破片が運良く見つかってくれたのは助かりました。
これが見当たらないと、全バラ確定となります。
予算の都合もあるので、簡単に全バラできない事情もあるのです。
燃焼室とピストンヘッドはカーボン多目。FCRなので仕方ないかな?でももうちょっと絞れますね。
という事で、シリンダーブロックを取り外して、ピストンヘッド洗浄。
シリンダー壁面は無傷でした(ラッキー)
ヘッドワークだけでなんとか修繕できそうです。
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