SRのオイルライン
純正だとオイルポンプのフィード側(圧送側)から鉄のオイルラインで
エキゾースト側のロッカーシャフトへ送られてるっす。
こんな感じ。
ちなみに初期型だと
ここに送られている。
インテーク側。
オイルポンプから圧送されて最終的にシリンダーヘッドに油を送って下に落ちて~
スカペンジ側のポンプがフレームのオイルタンクへ戻すってのが、
SR(って言うかドライサンプの)オイル循環経路。
一番熱も持って、一番最後にオイルが到達するシリンダーヘッドさんは結構過酷な訳です。
なので、オイルをよりたくさん、シリンダーヘッドに送ってあげるようにオイルラインを増設したり、オイルシャワーを作ったりするんですが
今回はドイツからお越しの~、KEDOさん家のオイルライン装着。
これ、強化オイルポンプの取り付けが必須になるので、ちょっとハードルが高いのですが
個人的にはオススメ。
フィード側から供給することで、エアをかむことなく狙い通りのオイル供給が期待できます。
冷やしたい(オイル送りたい)ラインへエアがかみこむ事象をキャビテーションって言います。
このキャビティーが発生すると、エンジン温度は下がりませんし、油圧が正常なのかどうかも判断付かない。
エンジンはどんどん熱を帯びてくるからオイルかけて冷やしたいのにエアがかみこむ。
金属同士がオイルで潤滑したいのにエアが居る。
どんどん熱上がる。
これ、SRではあまり感じたことなかったけど、TOT(テイストオブツクバ)で走らせた
3型刀でさんざん泣かされてきました。
スカペンジ側からラインを取る場合、スカペンジ側は、落ちて来たオイルをただオイルタンクへ戻すのが仕事なので、エアかみまくりです。
エンジン掛けながら、オイルキャップ外してライトで見てみると、フレーム内のオイルタンク、エアが上がって来ながら循環しているの見たことないですか?
見てみると、よくわかるかと。
ま、大事なのはオイル循環量をよりたくさん、一番条件のきっついシリンダーヘッドへ
送れるか勝負です。
ちなみにコチラのオーナーMさんから、当ブログに以前書かれた記事について
物言いがつきましたので訂正いたします。
ブチ廻す人ではなく、コテンパンにブチ廻す人と訂正させていただきます(笑)
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