里帰り

お久しぶりのR25カフェレーサー。

制作したのは2年前。

今はオーナーさんの元で可愛がられているのですが、里帰りして修理と相成りました。


このアングルで撮ると、魚雷みたいだな~(笑)

さて、今回の修理内容ですが、このアングルだとわかりにくいですね。


お。なんだかスクリーンが傾いているような。


ヘッドライトの”チリ”もくるってます。


はい。痛恨のカウル損傷~(涙)

どうやらメンテナンススタンドでリフトアップしようとしたら、バランス崩して倒れ

ちょうどこの位置に鉄製のポールがヒット。

FRP補修と塗りなおし確定です。

カウルステーも曲がってしまいましたので、カウルを補修の旅に出す前に

ステーの修正を行って、”チリ”を出しておきます。


皆さんもメンテナンススタンドを使うときは、じゅ~ぶんにお気を付けください。


からの~


ハンドルロックキット取り付け。

以前に取り付けられていたのですが、ステムが元々歪んでいたのかと思うのですが

フロントフォークがよじれてまして~。

前に一度中古のステムに交換しておりました。

(以前の記事はコチラ)

それでフロントフォークの”よじれ”解決していたのですが、

やぱりハンドルロックが欲しいとのご要望でしたので

ステムにステーを溶接してハンドルロック機能を復活させます。


でもって、前回と同じ物をご用意いただいたのですが、

付属の板が、ど~やっても寸法足らないので、ワンオフで長いステーを作成し

溶接していきます。

この車体、過去にすでにウェルドされてますので、フレーム側の”ボス”は残っております。

ボス側の位置を移設すればよいのですが、メインフレームに必要以上に熱を入れたくない

(できれば触りたくない)ので

ボスありきの寸法だしとなったのも今回ワンオフする理由となっております。


位置決めしてバッチリロックが収まるところでステムに溶接。

キーシリンダーから円柱(外径φ10.5)のロックバーが出てくる位置とボスの内径部

(内径約φ11.5~12.0)にピッタリ合わせながら

ステムを左にフルで切った位置でストレスなく鍵が回せる場所を固定して、溶接。

ステムの左側にステーを溶接しますので、こっちだけ攻めてますと

ステムは簡単に熱でゆがみ引っ張られますので、熱を瞬時にかけて

さらには溶接しない右側にも、捨て溶接をしてステム全体の温度を均一になるように管理しながらやらないと、簡単にステムがゆがみます。

寸法を出しながらコレをやってってのは、書くほど簡単ではなく、多少でもズレると

ハンドルロックは引っかかるように回ったりしますし、キーの操作がストレスになります。

更にステムはグリスがコテコテですから、脱脂作業を念入りにやらないと溶接がはじくは

熱ばかりが掛かるだけはと難儀なんです。

と言うわけでお時間かかりましたが、なんとか完了。




ありがとうございました。

9-GATE Motor cycle maintenance/modefy

YAMAHA SR400/500をメインとしてメンテナンス/モディファイを行っているショップです。 SR専門と言うわけではございません。国産車輌であれば排気量問わず、メンテナンスやモディファイを行います。 また一部海外車輌(H-D・BMWなど)も賜ります。

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